【徹底解説】リフォームでよくあるトラブル・解決方法・対処法を解説　匝瑳市・リフォーム・有限会社ネクサス

リフォームは、大切な家の維持管理に必要です。家は経年とともに、建材や設備なども劣化してくるため、リフォームが必要になってきます。しかし、リフォーム業者とトラブルになってしまうことが少なくありません。今回はリフォームに関するトラブルについて紹介し、解決方法を解説していきます。リフォームトラブル解決の参考にしてください。

１　リフォームで多いトラブルの事例・解決方法を解決

リフォーム業者とのトラブルは、大切な家を守るためにも避けたいものです。ここではトラブル事例と解決方法を解説します。

事例①あいまいな見積書を渡される・見積書をくれない

リフォーム業者とトラブルになる発端の多くは、見積もり関係です。リフォームは、業者からすると新築建築やリノベーションと比べて、大きな売り上げになりにくい工事です。そのため、リフォームを片手間で扱っている業者も少なくないのです。

このような業者の場合は、適当な見積書を渡されたり、見積書そのものを出さなかったりするケースもあります。見積書がなければ、業者の「言い値」を支払わなくてはなりません。依頼したリフォームと内容が違うこともあるのです。

解決方法①

見積書関係のトラブルを解説する近道は、必ず見積書を提出させることです。もし、見積書を出さないと言い張る業者であれば、リフォームを依頼しない旨を伝えましょう。

解決方法②

次に見積の内容と依頼内容が合致しているかを確認します。できればリフォーム業者の担当者を交えて細部に至るまで確認しましょう。不安が残るようならほかの業者から相見積もりをとったり専門家にチェックを依頼したりすると安全です。

事例②リフォームの後に（居住者の）体調が悪くなった

リフォームの後に家族の体調が悪くなるというトラブルがあります。めまいがしたり、吐き気がしたりする場合はシックハウス症候群の疑いがあります。

シックハウス症候群とは、室内の汚染された空気で様々な体調不良の総称です。原因は化学物質や換気不足、カビなどがあげられます。リフォームでは、塗料や接着剤などの化学物質を使用します。また、リフォームにより気密性が上がることで、カビが発生しやすくなることもあります。

解決方法①

リフォームの後で体調が悪くなった場合は、できるだけ早くシックハウス症候群の診察が可能な病院に受診してください。シックハウス症候群の判明すればリフォーム業者に連絡し、必要に応じて保険センターなどに相談しましょう。

事例③リフォーム完了後に修繕箇所が見つかったが対応してくれない

リフォーム完了後に修繕箇所が見つかったためリフォーム業者に連絡したがなかな対応してくれないことがあります。

リフォームのミスによる修繕箇所については、契約不適合責任（瑕疵担保責任）により、リフォーム業者が対応しなければなりません。故意にではなくリフォーム業者で修繕しなければならない箇所が発覚するケースもあります。

悪徳リフォーム業者に依頼してしまった場合は対応さえしてくれないケースもあるので、業者選びは慎重に行いましょう。

解決方法①

着工前に、保証内容が明記された保証書をリフォーム業者から提出させていただきましょう。提出しないリフォーム業者であれば契約を断りましょう。契約不適合責任についての適用範囲の確認は不可欠です。

そのうえで、リフォーム業者が契約不適合責任を負わないようであれば、住宅リフォームの紛争処理センターや弁護士などへの相談を検討します。また、内容証明郵便で、修繕依頼を催促することができます。保証期間内に修繕の依頼を行った証拠を残すためにも必要です。

２　リフォームでトラブルが発生した場合の相談先

リフォームでのトラブルは自分ひとりでの解決は難しいものです。相談することで解決の目処が立つ場合もあります。

①住宅相談所・消費生活センターに相談する

リフォームでトラブルが発生した場合は、住宅相談所や消費費者センターに相談手段があります。

日本住宅相談所の特徴は、お金や建築、不動産について相談することができることです。電話への相談は不定休ですが、ネットであればいつでも相談できます。

②公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターに対処してもらう

公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談して解決するケースもあります。相談したいと考えている場合は、平日１０時～１７時の間に0570-016-100【（国土交通大臣指定）住まいの「困った」に建築士が無料でお答えします】へ連絡しましょう。

リフォーム工事の契約でも、クーリングオフ制度が適応されます。クーリングオフ制度とは、契約や申し込みを締結した後であっても、一定期間であれば、無条件で解約や申し込みの取り消しができる制度です。

リフォーム業者の中には、悪徳業者も混じっているため、もし悪徳業者と分かれば、早急にクーリングオフ制度を利用するなど、賢明な判断を行いましょう。その際は、以下の要件を確認してください。

・業者が訪問してきた契約であること

・契約書を受け取った日から８日以内であること

・必ず書面で伝えること

３　リフォームのトラブルを予防する方法

リフォームのトラブルを回避するためには、予防方法を知ることが近道です。ここでは５つの予防方法を紹介します。

①施工前に費用を全額前払いしない

リフォーム工事が始まっていない時期や、契約段階で費用の全額を要求されることもまれにあります。このような悪徳業者である可能性があります。慎重に支払いを検討しましょう。

一般的には大規模リフォームでも、着手金は費用の半分です。小規模リフォームであれば、後払いの業者も少なくありません。このことを参考にリフォーム完成後の検査が終わってから支払うことを伝え、全額前払いを回避しましょう。

②綿密に打ち合わせをして認識のズレを防ぐ

リフォーム業者と施主の認識のズレは、大きなトラブルの原因です。例えば施主が「和モダン」をイメージしていたのに、完成したのは「北欧風」だったとすれば、施主は納得しません。しかし、リフォーム業者は代金の支払いを要求します。このような状況になると当然トラブルになるため、事前の打ち合わせは綿密に行い、画像や動画を用いて具体的に合意を得るようにしましょう。その際に、リフォーム業者の落ち度によるアフターフォローなどの対応についても確認することが大切です。

③打ち合わせの内容を記録する

綿密な打ち合わせを行っても、結果として想定外のリフォームになっているケースもあります。その際にリフォーム業者に契約不適合責任を果たさせるための証拠が必要となります。

打ち合わせの内容はその場でメモをとり、日付けと相手の名前や名刺を添付して保管しておきましょう。あとで、打ち合わせ内容が記入することがポイントです。建具の品番などもメモに記入し、相手がメモを取っているかどうかも観察して記しておきましょう。

④契約内容を書面にしてもらう

リフォームのトラブルを防ぐためには、業者に契約内容を書面に記載するように依頼し、打ち合わせ内容が、細部まで記載されているかどうかを確認できるようにすることが大切です。

このような契約書を交わすことでリフォーム業者とのトラブルを未然に防げます。万が一大きなトラブルが発生した場合も契約書があれば、裁判でどちらに非があるかが明らかになります。

⑤業者と一緒に完了検査を行いサインする

リフォーム工事が完了すれば、完了検査をリフォーム業者とともに行いましょう。完了検査とは施主とリフォーム業者が工事完了を確認することです。「工事完了検査」や「竣工検査」ともいわれ、計画通りに工事が完了したかどうかを確認することを指します。

４　良質なリフォーム業者を探すコツとは

数あるリフォーム業者の中で悪徳業者をさけて、良質なリフォーム業者を探すことはトラブル回避に繋がります。

①複数の業者を比較する

良質なリフォーム業者を探すためには、複数のリフォーム業者をピックアップしましょう。その中から、今回のリフォーム内容を得意とするリフォーム業者を選別しましょう。多種多様なリフォームがあるため、業者にも得意不得意があるのです。創業年数が長く、リフォームに適した資格を有している業者などを探すとよいでしょう。

②担当者の対応で決める

リフォーム業者の良し悪しは、担当者の対応で判断できる場合もあります。時間管理や約束事の遵守、マナー、ふるまいなど社会人として基本的なことができている担当者は信頼をおけるでしょう。

５　まとめ

リフォーム工事は成功すれば快適に暮らせるようになりますが、失敗すれば我慢を強いられるためトラブルを避けることが大切です。リフォーム業者とトラブルにならないように良質なリフォーム業者と綿密な打ち合わせをし、適切な契約を交わしてリフォーム工事を依頼しましょう。

リフォームやリノベーションでお悩みの際には、地元の施工会社である弊社有限会社ネクサスへご相談ください。細かな対応でしっかりとサポートさせていただきます。